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沖縄本土復帰記念日

活動日記

沖縄本土復帰記念日

 5月15日は沖縄本土復帰記念日です。沖縄平和行進(沖縄平和センターなど主催)が15日~17日かけ参加を予定していましたが、新型コロナウイルスのために中止となりました。(平和行進は本土復帰より前の60年代から行われていた)
沖縄平和行進は、「基地撤去、本土並み復帰」を求め、普天間基地や嘉手納基地の米軍基地、ひめゆりの塔や沖縄戦の爪痕など回るコースをいくつかに分け2日間回り、最終日に県民大会が行われます。
1972年(昭和47年)5月15日午前10時をもって発効され、アメリカから日本に返還され沖縄県が誕生した。当時の日本政府、佐藤首相は「核抜き・本土並み返還」を約束したが果たされず、現在に至っています。沖縄は国土面積のわずか0.6%に、71%(2017年時点)の基地が集中しています。戦後75年いまだに基地に悩まされており、米軍基や地が起因とする事件(少女暴行事件)や事故(米軍機やオスプレー墜落)は後を絶たず、演習の激化、爆音被害など日常的に県民は危険にさらされています。「土地闘争」「復帰闘争」はいわば沖縄県民の「人間性回復」の闘いと言えます。
沖縄に基地の71%が集中する中で、普天間基地は住宅地のど真ん中にあり「世界で一番危険な基地」と言われ危険性の解消には辺野古に基地建設し移転することが最善との頑なに建設工事を強行し、県知事選や県民投票で反対の民意を全く無視しています。
辺野古基地建設は、米軍基地の固定化を一層進める事であり、県民への基地負担、犠牲を押し付けるものと言えます。当時の沖縄戦は、本土への被害をく止める犠牲、捨て石的な決戦であり、終戦後は基地で沖縄県民は犠牲になっています。
安倍政権は、戦後レジームからの脱却を掲げ、平和憲法を改悪し戦争の出来る国にしようとしています。共謀罪や安保法制(戦争法)の立法、集団的自衛権の行使容認する解釈変更、自衛隊の海外派兵と強行しています。
更に、新型コロナウイルスを利用して、鬼に金棒と言える「緊急事態条項」のの新設ももくろんでいます。又、火事場泥棒と言える「検察庁法改正(定年延長)」を強行(ツイッターで900万の異論は無視)し、検察庁人事を政府の意のままにしようとしています。まさに三権分立の破壊であり民主主義が破壊と安倍の暴走が止まらないと言えます。
安倍首相の、自分を守るためには権力を最大限に利用するが、新型コロナ対策は本気で国民の命と健康を守る対策がどうなのかと疑問を感じるのは私だけだろうか。PCR検査の体制や医療現場への対策、休業補償の支援策と後手後手とななっています。川柳で「文章改ざんは先手先手、コロナ対策は後手後手」と詠み、なぞかけでは「アベノマスクとかけて、森友・桜と解く、その心は口封じ」となぞかけされた方がおられた。本当にうまい事言われるものだなと感心した。
こうした新型コロナ対策に問題が有るのは、安倍一強と言われる中で、安倍に異論を言うものがいなくなり、取り巻きの「忖度」によって政治を私物化し政策を進めてきた弊害が表面化していると言えます。
新型コロナは、安倍に対して一切「忖度」は有りません。苦難な時こそ、本当の力・本質が見えるものです。

2017年の沖縄平和行進