終戦記念日の街宣
長崎の「被爆者慰霊平和式典」の平和宣言で当時17歳で被爆した女性の詩を引用さた。
幾千の人の手足がふきとび、
腸わたが流れ出て
人の体にうじ虫がわいた
息ある者は肉親をさがしもとめて
死骸を見つけて そして焼いた
人間を焼く煙が立ちのぼり
罪なき人の血が流れて浦上川を赤くそめた
ケロイドだけを残してやっと戦争が終わった
だけど……
父も母も もういない
兄も妹ももどってこない
人は忘れやすく弱いものだから
あやまちをくり返す
だけど…
このことだけは忘れてはならない
このことだけはくり返してはならない
どんなことがあっても
「人は忘れやす弱いものだから過ちを繰り返す」、過去の過ちを犯した歴史をキチンと向き合い反省をしないと同じ過ちを犯す。まさに今の安倍政権が進めている戦争が出来る国造り(安保関連法=戦争法、集団的自衛権の容認、共謀罪や機密法の制定等々)はこの事をおろそかにしています。
最後に、「このことは忘れてはならない、繰り返してはならない、どんなことがあっても」と詩われています。どんなことがあっても平和憲法を守らなければなりません。どんなことがあっても戦争することがあってはならないし国民のいのちを危険にさらすことがあってはなりません。
74年を迎える終戦記念日、平和は与えられるものでなく、不断の努力によって守られることを肝に銘じておかなければなりません。